今日は私の生誕日である。
と言っても何一つ感慨深いものはない。
と言うよりむしろ誕生日が来るのが怖いと先日も書いた。
もうこれ以上齢を重ねることに何の喜びがあるというのか。
年々失われていく純粋な何か。
取り返しのつかない何かがどれだけ貴重なのか、毎年誕生日を迎えるたびに思い知るのである。
と言っても人生まだ2/3弱くらいは残っているのかもしれない。
この先の人生で、送ってきた人生以上のことはないかもしれない。
だがそう易々と諦めるのもいかがなものか。
残りの2/3弱でそれまで味わったことのないような幸福を求める旅。その長い旅路にまた旅立とうと思う。
願わくは来年の誕生日も後悔しつつも無事迎えられるように・・・。