今年も雪見露天を求めて東北地方へ旅立ちました。
目指すは岩手県の松川温泉。
毎年年末に友人と行っている温泉旅も今年で4年連続。
夏はメジャー系、冬は秘湯系というのが暗黙の決め事としてあるのです。
盛岡駅に降り立つと何やら騒がしい。盛大に踊り狂っている集団がいた。
何かのパフォーマンスかな?と思ったら「盛岡さんさ踊り」という盛岡で有名なお祭りがあるらしい。
そんなミスさんさ踊りなる女性がなかなか可愛かったので思わずパチリ。
右側の娘が好みです[E:lovely]
たくさんの人だかりができ、盛岡をPRしていた。
地酒のサンプルもふるまわれ、勧められるままに試飲してみたものの、
それだけでくらっと来てしまいカメラのピント合わせもままならず。
友人はガバガバ飲んでいたが・・・。
今やどこにでもいるゆるキャラ。そばっち?( ´_ゝ`)フーン
それよりもお姉さんの方が・・・。
盛岡駅からはバスに乗り換えて松川温泉を目指す。
2時間弱かかるその行程はなかなかに厳しい道のり。
最初は市バスで進んでいくのだが、途中から山道が凍結しているため進入が困難となり、八幡平ロイヤルホテルまで来たところで四駆のボンネットバスに乗り換える必要がある。
そのバスってのがなかなかレトロでシブカッコいいのだ。
1968年って・・・。年代物にもほどがある。
車内もすごいことになっている。
こんなだから運転手さんもベテランの人。
世代が変わった時、このバスも終焉を迎えるのだろうか?
ガタガタバスに揺られ、ようやく松川温泉にたどり着いた。
松川温泉には3つの宿がある。
松楓荘、松川荘、峡雲荘の3つで、我々が泊まるのは峡雲荘。
松川温泉で一番奥にあり、一番近代的な設備となっているのが峡雲荘だ。
しかしまぁせっかく来たんだから3つの宿すべてに入浴したい。
チェックインもそこそこに、さっそく立ち寄り湯に向かう我々だった。
雪山を散策しながら向かう。
松川温泉には日本初の地熱発電所である松川地熱発電所があり目を引く存在となっている。
山の中の秘湯って雰囲気をぶち壊しているような気がしないでもないが・・・。
ウロウロしていたら身体が冷え切ってしまった。
そんな頃に姿を現すのが松川荘。
松川温泉で一番の老舗の宿だ。
立ち寄り湯で500円払って松川温泉に来て最初の入浴。
ヴ~、熱い!
そうここの源泉は熱かった。
松川温泉の3つの宿はそれぞれ違う源泉を引いているが、松川荘が一番熱かったです。
そうでなくても冷え切った身体。痺れる熱さは心地よいというより耐え難い。
早々にあがってしまうのだった。
だがこの松川荘の温泉効果で身体は芯から温まり、次の宿へ向かう道中もまったく寒い思いをせずに済んだ。
この温泉は保湿効果もかなり高いようだ。
2軒目の宿は松川温泉で一番入り口側にある松楓荘。
ここの名物は何と言っても洞窟風呂。
ここはぜひ体験しておきたい場所だ。
この橋を渡った先にそれはある。こういう趣向を凝らした温泉って大好き。
お湯だけではなく、雰囲気まで楽しむ・・・みたいな。
だがこの洞窟風呂、混浴なのだが女性は入浴にはかなりの勇気と思い切りがいる。
だって湯船の目の前にある脱衣所は遮るものは何もないのだから。
どんなに必死に隠そうとしても、絶対にどこかしら見えてしまう状況。
そんなだから女性なんているわけないと高をくくってよく見ずに服を脱いだんだが・・・。
いたんですねぇ、うら若き女子が。
2人入っているのは分かってたけど両方男かと思っていたらカップルだった。
全然気づかなかったから、むしろこちらがドギマギした。全然隠してなかったし(笑)。
おかげで狭い湯船で動き回るのも躊躇われ、隅っこで小っちゃくなる我々(笑)。
お湯はさっきと比べれば温いのだが、それでも15分も入っていれば熱くなってくる。
我々より前から入っているカップルはそろそろ限界のはずなのだが、我々がいるうちは意地でもあがろうとしない。
かといって我々が先に上がれば、また我々だけ裸を晒すことになる。
そんな我慢比べもきつくなったので、結局我々が空気読んだんだが・・・。
混浴ってやっぱ難しいね。
それにしてもよく入る気になったよなぁ。女性だけだったら絶対無理だと思うけどね。
そんな松楓荘の名物ネコちゃんに手を出したら噛みつかれ、
カップルのおかげでのぼせ気味の身体を引きずり、苦笑いの我々は宿泊する峡雲荘へ戻るのだった。
松川温泉データ
温度:63.5℃
泉質:硫黄泉