Wonderful Days 2nd season

面白き 事もなき世を 面白く

只見線小出口再訪!梅雨入り前の最高のバリ晴れでキハ40系を撮った!

本日は日本列島は高気圧に覆われ全国的に快晴。
そんな日に平日休みとくればもう出かけるしかありません。
5月末に続いて、本日も向かうは只見線の小出口です。
6月いっぱいで姿を消すキハ40系。
それを撮れるのもこれが最後になるかもしれず、この晴れ間のチャンスに賭けます。
前回は1か所で往復の2枚のみしか撮れませんでしたが、これだけの快晴なのだから今日はいろんな場所を巡りながら少し粘ってみるつもりです。


朝一でまず向かったのは入広瀬と大白川の間にいくつもある鉄橋の一つ。
R252から新潟県道500号に折れて進んだ先にあるポイントです。
ここまで来る途中やはりというか撮影者は幾人か見かけましたね。
私と同様、混み合わない平日狙いなのは賢い選択です。
ただこの場所には誰もおらず、密にならずに撮影できました。

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只見線小出口キハ40系@入広瀬~大白川
只見線小出口キハ40系@入広瀬~大白川 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 只見線入広瀬-大白川


撮影者がいないのは朝の早い段階だと光線が回り切っていないから。
撮影時刻8:36では列車の顔には陽が当たりますが側面までは回ってきません。
おまけに鉄橋にも影になっている部分があるので、その前でシャッターを切る必要がありました。
太陽光の高い初夏なら大丈夫かなと踏んだのですがね。
きっとこれの返しならさらに光線が回っていい具合になるはずです。
只見線には小さな鉄橋が数多くあるけど、その中でもこの場所の雰囲気はかなりいいものがあると思います。


続いて返しを撮るべく急いで移動開始。
前回に引き続き、再び田子倉方面へと向かいました。
クネクネの山道を走ったので殊の外時間がかかってしまい、探そうと思っていたスノージェット上の撮影ポイントは今回もわからず。
しかしもう一つ候補を調査済みだったのでそちら側へ行くことにします。
下が前回撮った位置。

キハ40系@只見~大白川
キハ40系@只見~大白川 posted by (C)Tylor

そこからスノージェットを抜けた先にある橋の上から、この鉄橋が別角度で見渡せるのです。
そこからだと田子倉湖も大きく望むことが出来てより眺めが良いことは前回訪問時に確認済みでした。
ただしここは国道沿いで歩道もなく、交通量は多いとは言えないものの注意は必要です。
ドライバーの邪魔になるので三脚はやめた方がいいでしょう。
私は手持ちで行きます。


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只見線小出口キハ40系@田子倉湖
只見線小出口キハ40系@田子倉湖 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 只見線/只見-大白川


前回撮った位置と比べるとやや逆光気味。
しかし、水面の煌めきが活きるのは逆光でもあり、些細なことはこの絶景が打ち消してくれます。
今日はやや風が強く、水鏡にならなかったことは残念でした。

そしてこの撮影地はすぐさま道路の反対側に回ることで後打ちも出来る一石二鳥のポイントなのです。

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只見線小出口キハ40系@田子倉トンネル
只見線小出口キハ40系@田子倉トンネル posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 只見線/只見-大白川


田子倉駅の先にあるトンネルに吸い込まれていくシーンを撮ることが出来ました。
川辺に降りて水面近くから煽って撮るのがポピュラーなスタイルで、それ狙いの同業者さんが数名おられました。
ちなみに橋の上から撮ってたは私のみで、ここでも密にならない撮影がかなっております(*^^)v


この後は時間が3時間ほどあいてしまうので前回はこの2本で帰りました。
しかし何度も言うように今日は雲一つない快晴。
これから梅雨入りしてしまうのでもう晴れた日に撮影のチャンスはないかもしれません。
意を決して3時間待ってもう1本撮って行くことにしました。


最後のポイントに選んだのは入広瀬俯瞰と呼ばれる場所。
只見線と言えば俯瞰撮影。
ただし俯瞰撮影はそこに至るまでのアクセスが大変。
そんな中、この入広瀬俯瞰は県道346沿いから撮れるのでお手軽にプチ俯瞰撮影が楽しめるのです。
大白川方面から来て寿和温泉のちょっと先に立ち位置が点在してます。
県道沿いからではなく、もっとさらに山に登っての俯瞰した作例も見たことがあるので、まさに構図は無限大に広がってます。
光線は午後遅くなるほど良いようです。午前の2本は順光ではなかったので最後は順光で締めたいと思います。
なおここも孤独での撮影となりました。やっぱり平日はいいですね、のんびりしてて。


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只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰1
只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰1 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 只見線/上条-入広瀬


後打ちになりますが、風景写真なので上りも下りも全く関係ありません。
どこまで構図に入れるか、列車をどこで切るか、悩みに悩んで数パターン撮れそうなこの位置からにしました。
1枚目は殊の外線路わきの雑草が伸びてて邪魔でしたね。
でも牧歌的で素晴らしい景色です。
そういえば午後は青髭と「縁結び列車」の編成に変わるのですね。
こっちの編成でも撮れて良かったですね。

 

只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰2
只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰2 posted by (C)Tylor


2枚目は寄りで。
雄大なスケールの風景なので引きで撮りたくなるけれど、なんのなんの、寄っても十分絵になりますね。

 

只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰3
只見線小出口キハ40系@入広瀬俯瞰3 posted by (C)Tylor


最後は構図を考えた中で、列車を収める位置としては自分で一番いいと思ったポイントで引きで撮りました。
あれこれ悩んだけど、最後に納得いくものが撮れた感があります。
最近の撮影の中でも一番のお気に入りになりましたね。
目の前に広がる鉄道ジオラマのような風景。
そこを大好きなキハ40が警笛を鳴らしてゆっくりと過ぎ去っていきました。

 

只見線キハ40系@入広瀬俯瞰


これの更に返しの16時台のもこの時期、そして今日の天気ならギラギラの光線で撮れるんでしょうが、さすがにそこまで粘ったら明日からの仕事に響きそうだったので、これにて撤収しました。
最後に納得いく1枚が撮れたので、一応只見線の撮影としてはケジメがつけられたと思います。
週末は撮影者で混雑してるようなので行くつもりはないですし、6月中最後の平日休みがまた晴れるとも限りません。
だから今日で撮り納めになってしまうかもしれないけど、只見線にキハ40が走っていたことをきっちり記録することが出来て良かったと思います。なくなってしまうのがもったいない、日本の鉄道の原風景でした。