Wonderful Days 2nd season

面白き 事もなき世を 面白く

北海道夏たび鉄たび2019~2日目その2 懐かしの稀府で四季島撮影

フラノラベンダーエクスプレスの撮影を終え、四季島を撮ろうと室蘭本線へ転戦した。
特急と普通列車を乗り継いで降り立ったのは稀府駅。
今の四季島のスジだと日差しがあれば稀府~黄金あたりは順光で撮れる。
で、黄金よりの踏切で撮るか、かつてカシオペアを撮った有珠山バックのポイントで撮るか迷ったけど、ムービー録る場合踏切脇だとカンカン煩いので有珠山バックのポイントで撮ることにした。
夏場だし有珠山が見えてるかは微妙だったけど、ダメなら超望遠で編成写真にしちゃえばいいのだし。


向かう途中、貨物が来そうな時間になったので、稀府駅から2つ目の踏切に立ち寄ることにした。
以前カシオペアを撮った時に同じ列車に乗り合わせた同業者がこぞって向かったのはこの踏切だったように、ここも有名な撮影ポイントの一つである。

Img_4059

 

カメラを構えてみると、確かに抜けのいい直線だけど、線路わきに邪魔なものが結構あって交わすにはだいぶ乗り出す必要があった。
昔とは様相が変わったのか、前からこうだったのかはわからないけど私の好みではないかなぁ。

 

3059レ DF200-115+タキ@稀府~黄金
3059レ DF200-115+タキ@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金

 

良い具合なら四季島もここで撮ろうかと思ったけど、やっぱり先へ進むことにした。
そして2016年の1月以来にやって来たかつての名撮影地。
寝台特急群が消え、現在の主な被写体は四季島なんだろうか。
やはり以前に比べれば訪れる人も減ったのだろう、立ち位置は荒れ気味であった。


Img_4060


そして案の定バックの有珠山は雲に覆われて一切見えない状況であった。
これでは広角で撮っても仕方がないので、カメラをクロップモードに変えて超望遠域で編成写真を撮る方針にした。
まずは普通列車

キハ40系優駿浪漫@稀府~黄金
キハ40系優駿浪漫@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


思ったんだけど、今や室蘭本線普通列車を撮るのって案外大変だなという事に気が付いた。
ちょっと前までと比べて激減してるからねぇ。
北斗星を撮っていた頃は上り下り多数やってきてキハ40好きとしては撮影していて飽きが来なかったし、列車移動で撮影計画を立てるのも容易だったものね。
それが今や洞爺から先は特に壊滅的な状況になっちゃってて寂しさを感じずにはいられない。
北の鉄路の未来はどこまでも暗いなぁ。


しばらく待っていると少しずつ空を覆っていた雲が拡散していった。
来た当初から陽射しは出ている時間帯が多かったけど、肝心のバックの空模様が残念だったので、いい傾向だなと期待を持った。

キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金1
キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金1 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


ウスボンヤリとだけどこの撮影地のキモである有珠山が見え始めた。
それなら、と超望遠はやめて定番の構図に変えて撮ることに。

キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金2
キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金2 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


有珠山は見えだしたけど野暮ったいことに変わりはないので、スーパー北斗は別の構図も探ってみた。
少しでも夏っぽさを感じられるアクセントがあったので、そんな黄色いお花を添えて。


そろそろ四季島が来る時間帯だなと思っていたら、相次いで同業者氏が2名やって来た。
四季島もそれなりに需要あるんですね。
そういえば道内で四季島を撮った経験は過去数回あったけれど、いずれも一人きりという事はなかったな。
みんな被写体に飢えてるんですよねぇ・・・。
たしかに私も北海道で四季島を撮る時は、関東近辺で撮る時とはモチベーションが違いますよね。


TRAIN SUITE 四季島@稀府~黄金
TRAIN SUITE 四季島@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


彼方に四季島が見え始めた時直前曇り男パワーが発揮され、暑いくらいだった日差しが覆われてしまった。
おいおいまたかよとガッカリしたけれど、何とか再び復活し出す頃に切り位置に到達。
事なきを得た。
冬場のそれと比べると有珠山はまぁこんなものでも上出来と言えるでしょう。
やっぱりここは冬場の撮影ポイントだなと思う。


こうして本日の撮影予定はすべて終えた。
暑くて、帰りの列車まで1時間以上あって、だけど付近に自販機がなくて熱中症になりそうで怖かったけど、懐かしの稀府で撮影出来て思い出にも浸れて楽しかったです。